　　　みなさんはじめまして。関東圏で活動しておりますjeromと申します。
　　　このたびご紹介頂き一筆書かせていただくことになりました。

　　　今回のお題はレイヤーさんからの質問が多い「撮影がうまくなるための極意」
　　　まぁ極意なんていうとちょっと大げさなので、
　　　控えめに「撮影がうまくなるためのコツ」くらいにしておきましょう。

　　　写真撮影に関する基礎知識的なことは、ここで自分が書かずとも
　　　あらゆるところに参考になるサイトなり指南書なりがありますので、
　　　今回は撮影に際して数値としては表れない、精神的な面から
　　　撮影がうまくなるためのコツについてを考えてみたいと思います。
　
　　　被写体をきれいに撮りたい！というのは、
　　　カメラを手にする万人に共通した願いである事と思います。
　　　では、そのために一体どうしたらいいのでしょうか？
　　　自分は撮影をするにあたって、下記の3つのことを心がけております。

　　　1、どのような写真が撮りたいのかを明確にする。
　　　2、一枚一枚を大切にする。
　　　3、その日のうちに当日の写真を見返して、反省すべき点を改善する。

　　　まず1に関してですが、これは画作りの指針とでもいいましょうか。
　　　例えば、行きあたりばったりで当日その場でどう撮るかを考えた場合と。
　　　次に、前もってスタジオや会場の情報を仕入れ
　　　作品やキャラの雰囲気を考慮した上で、どう撮りたいかを考えた場合。
　　　どちらがよりよい結果を生むかは明白かと思います。
　　　事前のイメトレ大事！ということですね。
　
　　　次に2について。例えばカメラを構えて被写体を注視したとき、
　　　つい漫然とシャッターをきってしまったりすることはないでしょうか。
　　　または撮り方に迷って、とにかく枚数多めに撮っておけば
　　　中には使えるカットがあるだろう、とか。
　　　自分の経験上、そういう撮り方をした写真は
　　　決していいものにはなりませんでした。
　　　やはり一枚一枚をおろそかにせず、集中して丁寧に撮るのが
　　　満足のいく写真を撮る近道なのではないかと思います。

　　　3について。撮影から帰ってきた時、自分がまず最初にするのは
　　　PCの電源を入れて、写真の取り込みと数枚の現像をすることです。
　　　例えばその日、失敗してしまった写真があったとしましょう。
　　　その日のうちというのは、撮影時の意図をまだはっきりと覚えています。
　　　なので、なぜそのような失敗をしてしまったのか？
　　　もし次回、同じような条件で撮らねばならない時にどうすればいいのか？
　　　そういうことを考えるには、やはり当日をおいて他にないと思います。
　　　また、自分にとって成功した写真であっても同様に
　　　きれいに撮れたからいいや、ではなく
　　　より良くするにはどうしたらいいかを考えることも大切だと思います。

　　　これまで長々とご大層なことを書いてしまいましたが、
　　　自分がこれら全てを実践できているわけではありません。
　　　それが理想と思ってはいても、現実にはままならないことも多々あります。
　　　また、上記のことについては自分の個人的な考えではありますが、
　　　読んでいただきました皆さんに少しでも有益であればと思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　著　jerom
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｐｈｏｔｏｍｏｄｅｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（敬称略、左から）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　夏目さきこ（1枚目）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　のん（2、3枚目）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゆうに（4枚目）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　梅丸（5枚目）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　蒔芽（5枚目）

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